SIerのおじさんもWebサイトを書いてみた話

僕、けっこう大きめのSIerではたらくおじさん。

最近はC#で物流関係のシステム開発なんかをやるような。

Webアプリケーションには縁がございません。

勉強はそれでもいちおうしておきたいのでときおり趣味でちょっとしたものを書いたりします。

2ヶ月程前、出張中に「JavaScriptエンジニア養成読本」という本を見かけて暇つぶしに購入しました。

新幹線で読んだところbackbone.jsを分かりやすく紹介していて、この本を参考にシングルページのwebアプリケーションを書いてみたいと思いました。

フロントエンドはbackbone.jsを採用するとしてWebアプリにはサーバが必要となります。今回は、アプリケーションサーバは、Python言語のDjangoを採用することに致しました。Pythonは数年前に勉強した経験があるので今回は最新版のPython3を勉強してみたい。

勉強する対象は決まったので、次の問題は、何を書くか? です。あんまり凝ったページを作る時間はありません。

思いついたのが、大きな声では言えない趣味ですが、時々遊びに行く風俗店の一覧アプリ。

風俗店の紹介サイトは色々あるけれども、どれもゴタゴタとして見やすくない。シンプルなサイトがあったら嬉しい。

さっそく本を読みながら作リ始めると、お店一覧の検索ぐらいは作り始めてあっというまに作ることが出来ました。 Javascript/Backbone.js すごいと素直に感動いたしました。

Javascriptエンジニア養成読本」はとても良い本で、基本的なJavascriptjqueryの知識があれば、backbone.jsの基礎は十分に理解することができると思われます。

今回のアプリでは、処理のほとんどはJavascriptなのでサーバ側のDjangoはあまりやることもなく、ほぼ空気でした。でも、データベースのスキーマ管理やアクセスはDjangoのORMで行うことが出来たので、テストや運用は楽でした。

マスター管理画面も自動的に作成することができるので、そういった工数も大きく削減することができたと思われます。

そんなこんなで、開発自体は拍子抜けするほど簡単でございました。

技術的には。

しかし、作業がとてもむずかしかったです。

普通、こういう開発は休日に自宅でやりますが、これは自宅ではできません。こんなものを家内や中学生の娘に見つかるわけにはいかないのです。

近所のファミレスなどで作業をしていても、人目が気になってしまう。

実際に開発するまでは、気が付きませんでした。

そういった点で、開発がなかなか捗りませんでした。

この記事も、近所のドトールで書いています。

もう一つ困った点というか、不満足な点があります。

これは、会社でも人に見せられません。

見せられませんとも。

なので、会社でわからない点を聞いたり、自信がないところを見てもらったり、自慢したりすることができないのでございます。

これはとてもさびしく、欲求不満がたまります。

一人で作って、完成しても誰に見せることもなく消してしまうのは、あまりにも残念。

そこで、僕は考えました。

もうちょっと頑張って、一般公開できるレベルまで仕上げることができれば、まだ救われる気が致します。

PythonDjangoの勉強が足りないのも気になっていたので、もうちょっと開発してみたいとも思っておりました。

そういえば、よく話に聞くAmazonクラウドサービス、SIerの業務システムではなかなか使いにくいので手を出すことができないのですが、この際だからAWSも使ってみたい。

というわけで、AWSでサーバを立ち上げ、お店のデータとして、池袋の風俗店を100件ほど登録。

単なる一覧表示だけでなく、ログインできるようにして、お気に入りの店にマークをつけて、リストの先頭に表示することが出来る機能を追加いたしました。

また、風俗店の出勤情報を収集して、自動的に表示することができる機能も開発いたしましました。いまは、すべての店の情報を収集することは出来ませんが、現在のところ40店舗以上の出勤情報を表示することが出来ます。

と、ここまで仕上げたサイトが

池袋紳士

になります。

家族の目を盗んで開発を進めることにだいぶ疲れてきているので、今後の開発予定については不明です。

ですが、Javascript/Backbone.js クラスタで、時間に余裕がおありの方々がいらっしゃれば、いろいろとツッコミを入れて頂けるとわざわざ公開した甲斐がございます。

よいアドバイスを頂いた方には、もしご希望がありましたら、池袋でおすすめの風俗嬢をご紹介するなどのお礼をさせていただくことも出来ますので、ぜひともよろしくお願い致します。